皆様こんにちは。
兵庫県神戸市を拠点に、防水工事・外壁補修工事・塗装工事・大規模修繕工事を行っております、株式会社ミウラ工業です。
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9月に入り、少しずつ暑さが和らぎ秋の気配を感じる季節となりました。一方で、この時期は秋雨前線の影響により雨の日が増え、台風による強い雨や風にも注意が必要な時期です。
建物にとって、長期間続く雨や強い風は大きな負担となります。特に屋上やバルコニーなどの防水部分は、普段から紫外線や風雨の影響を受け続けているため、年月の経過とともに少しずつ劣化が進んでいきます。
「雨漏りが起きていないから問題ない」と考えられる方もいらっしゃいますが、実際には雨漏りが発生した時点で、防水層の内部や建物内部まで劣化が進んでいるケースも少なくありません。
雨漏りや大きな修繕工事を防ぐためには、劣化の初期サインを早めに発見し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。
今回は、秋雨シーズンを迎える前に確認しておきたい「防水の劣化サイン」について、前編・後編の2回に分けて詳しくご紹介します。
秋雨シーズンは建物への負担が大きくなる
秋雨の時期は、建物の防水性能を確認する絶好のタイミングです。
夏の間、屋上や外壁は強い紫外線を浴び続けています。特に屋上は日差しを遮るものが少なく、表面温度が非常に高くなるため、防水材には大きな負担がかかっています。
防水層は、建物を雨水から守る重要な役割を担っています。しかし、紫外線による劣化、気温変化による伸縮、風雨による摩耗などが長期間繰り返されることで、徐々に防水性能は低下していきます。
そこへ秋雨による長期間の降雨や台風による強い雨が加わることで、今まで表面化していなかった劣化部分から雨水が侵入する可能性があります。
例えば、屋上防水に小さなひび割れがある場合、短時間の雨では問題が発生しなくても、数日間雨が続くことで内部へ水分が入り込むことがあります。
また、建物内部へ侵入した水分は、防水層だけでなくコンクリートや鉄筋、断熱材などにも影響を及ぼす可能性があります。
特にマンションやビル、工場などの大型建築物では、雨漏りによる被害範囲が広くなることもあり、修繕費用や工事期間にも大きく影響します。
そのため、「症状が出てから修理する」のではなく、「症状が出る前に点検する」ことが建物を長く維持するための大切なポイントになります。
防水の劣化サイン① ひび割れ(クラック)
防水の劣化サインとして、まず確認したいのが「ひび割れ(クラック)」です。
屋上やベランダの防水表面に細かなひび割れが見られる場合、防水層の柔軟性が低下している可能性があります。
防水材は、施工直後は高い防水性能と柔軟性を持っています。しかし、年月が経過すると紫外線や雨風の影響によって徐々に硬化し、伸縮に対応する力が弱くなります。
建物は常にわずかに動いています。気温の変化による膨張や収縮、地震や振動などによっても微細な動きが発生します。
防水材に十分な柔軟性が残っていれば、その動きに追従することができますが、劣化が進むと対応できなくなり、表面にひび割れが発生します。
特に注意が必要なのは、髪の毛ほどの細いひび割れです。
「小さなひびだから問題ない」と思われることもありますが、そこから雨水が入り込むことで、防水層の内部に水分がたまる原因になります。
内部に入り込んだ水分は、防水層の浮きや剥がれを引き起こすだけでなく、コンクリート内部へ浸透することで建物そのものの耐久性にも影響する場合があります。
また、ひび割れを長期間放置すると、部分補修では対応できず、防水層全体の改修が必要になるケースもあります。
早い段階でひび割れを発見し、適切な補修を行うことで、建物への影響を最小限に抑えることができます。
屋上やバルコニーを確認した際に、「以前にはなかったひび割れがある」「表面の状態が変わってきた」と感じられた場合は、専門業者による点検をおすすめします。
防水の劣化サイン② 膨れ・浮き
防水の劣化を確認する際、ひび割れと同じように注意したい症状が「膨れ」や「浮き」です。
屋上やバルコニーの防水面を見た際に、表面が部分的に盛り上がっていたり、床面が波打っているように見える場合は、防水層の内部で何らかの異常が発生している可能性があります。
防水層は、建物を雨水から守る重要な役割を持っています。しかし、経年劣化や施工環境、建物の状態によって、防水層と下地の間に水分や空気が入り込むことがあります。
特に雨が多い時期や、夏場の強い日差しを受ける環境では、防水層内部に入り込んだ水分が熱によって蒸発し、その圧力によって防水層が押し上げられることで「膨れ」が発生することがあります。
一見すると小さな膨れに見えても、防水層の密着性が低下している状態であり、本来の防水性能を十分に発揮できなくなっている可能性があります。
防水層の膨れを放置すると起こる問題
防水層の膨れや浮きをそのまま放置すると、徐々に症状が悪化することがあります。
例えば、膨れた部分は通常よりも防水層が弱くなっているため、人が歩いた際の荷重や、強風による影響などで破損するリスクが高まります。
破れた部分から雨水が侵入すると、防水層の内部だけでなく、建物の下地部分まで水分が到達する可能性があります。
コンクリート下地に水分が入り込むと、コンクリートの劣化や鉄筋の腐食につながることがあります。鉄筋が錆びると膨張し、周囲のコンクリートを押し出す「爆裂」という現象を引き起こす場合もあります。
こうした状態になると、防水工事だけではなく、下地補修やコンクリート補修など、より大掛かりな修繕が必要になるケースもあります。
早い段階で膨れや浮きを発見できれば、部分的な補修で対応できる場合もあり、建物への負担や修繕費用を抑えることにつながります。
膨れや浮きが発生しやすい場所
防水の膨れや浮きは、特に以下のような場所で発生しやすくなります。
・屋上の防水面
・マンションのルーフバルコニー
・ベランダや共用廊下
・設備機器周辺の防水部分
・以前補修を行った箇所
屋上は普段、人が立ち入る機会が少ない場所です。そのため、劣化が進行していても発見が遅れてしまうことがあります。
また、設備機器の架台周辺や排水口付近などは、水が集まりやすく、防水層への負担が大きい部分です。
定期点検では、単に防水面を見るだけではなく、防水層の状態や排水状況、立ち上がり部分など細かな箇所まで確認することが重要です。
定期点検で防水性能を維持することが大切です
防水工事は、施工したら永久に効果が続くものではありません。
使用されている防水材や建物の環境によって耐用年数は異なりますが、一般的には一定期間ごとの点検やメンテナンスが必要になります。
特に台風や長雨が多い季節の前には、屋上やバルコニーの状態を確認することで、雨漏りなどのトラブルを未然に防ぐことができます。
ただし、防水層の劣化は表面だけでは判断できない場合もあります。
「少し膨らんでいるように見える」
「以前より表面の状態が変わった気がする」
「雨漏りが心配」
このような気になる点がございましたら、早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
第1部まとめ
今回は、秋雨シーズンを迎える前に確認しておきたい防水の劣化サインとして、
・ひび割れ(クラック)
・防水層の膨れや浮き
についてご紹介しました。
防水の劣化は、最初は小さな変化として現れます。しかし、その小さなサインを見逃してしまうと、雨漏りや建物内部の劣化につながり、大きな修繕工事が必要になる場合があります。
建物を長く安心して使用するためには、不具合が発生してから対応するのではなく、定期的な点検によって状態を把握し、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。
次回の後編では、引き続き防水の劣化サインとして、
・排水口周辺の汚れや詰まり
・シーリング材のひび割れや剥離
について詳しくご紹介します。
株式会社ミウラ工業では、神戸市を中心に兵庫県内で、防水工事・外壁補修工事・大規模修繕工事など、建物の状態に合わせた施工をご提案しております。
建物の防水や雨漏りについてお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

