株式会社ミウラ工業では、主に建物の防水工事、現場の施工管理の仕事を行っていますが、前回は防水工事の仕事の魅力についてブログに掲載しましたが、今回は現場の施工管理の仕事の魅力をお届けします。
建設業界の中で施工管理職は、非常に重要なポジションを占めています。建物や施設がどのように設計から施工、そして完成に至るのか、そのプロセス全体を管理・指導するのが施工管理職です。責任は非常に重く、時に困難も伴いますが、その分大きなやりがいや達成感を得られる仕事でもあります。
施工管理職は、建設現場でのリーダーとしての役割を果たし、建設プロジェクトの進行をスムーズに行うために必要不可欠な存在です。以下では、施工管理職が持つ魅力を詳細に解説します。
1. 重要な役割を果たす責任感と達成感
施工管理職の最大の魅力は、その「責任感」と「達成感」にあります。施工管理職は、プロジェクト全体の管理を担当し、建設現場の進行状況や品質、安全性、コストなどを細かく監視します。各職人やチームメンバーと協力し、スケジュール通りに作業を進めることが求められます。
建設現場では予期しない問題や課題が次々と発生しますが、施工管理職はその都度問題を解決し、プロジェクトを完成に導く責任を負っています。この過程での苦労や挑戦は、完成した際に大きな達成感として返ってきます。
完成した建物や施設が社会に役立っているのを目にしたとき、または自分が関わった仕事が長年にわたって人々の役に立っているのを実感したとき、施工管理職としての誇りと満足感が得られるでしょう。
2. 多様なスキルが身につく
施工管理職は、専門的な技術力だけでなく、さまざまなスキルが求められる職種です。以下のスキルが特に重要です。
プロジェクト管理能力
施工管理職は、建設プロジェクトを予定通りに進めるために、全体のスケジュールを管理します。プロジェクト開始から完成までのすべての工程を見守り、遅延を防ぐために調整やアクションを行うことが求められます。このスケジュール管理能力は、他の業界でも十分に活かすことができるスキルです。
コスト管理能力
施工管理職は、建設プロジェクトの予算を管理する役割も担います。材料費、労務費、機材費などのコストを適切に管理し、予算内でプロジェクトを進めることが求められます。コストオーバーランを避けるために、詳細な計画を立て、適切な調整を行う必要があります。
コミュニケーション力
施工現場では、設計者、職人、サブコン（協力業者）、クライアントなど、多くの人々と連携しながら進行します。施工管理職は、各関係者との円滑なコミュニケーションを取り、全員が同じ方向に進むように調整する必要があります。このため、優れたコミュニケーション能力が求められます。
これらのスキルは、施工管理職を通じて身につけることができ、将来的に他の分野でも大いに役立ちます。
3. 高い社会的評価と安定性
施工管理職は、社会的に非常に評価の高い職業です。特に、建物やインフラ整備といった公共性の高いプロジェクトに携わることが多いため、社会貢献を感じやすい仕事でもあります。施工管理職は、プロジェクトを成功させるために欠かせない存在であり、その成果は社会的にも大きな影響を与えます。
また、建設業界は常に需要が高いため、施工管理職は比較的安定した職業です。特に、都市の再開発や老朽化した施設の改修など、建設需要は安定して存在しており、景気の影響を受けにくいという特徴もあります。このため、長期的なキャリアを築きやすい仕事と言えるでしょう。
4. キャリアアップと収入の向上
施工管理職は、経験を積むことでキャリアアップのチャンスが広がります。施工管理職の上級職としては、プロジェクトマネージャーや現場監督、さらにはゼネコン（ゼネラルコンストラクター）の管理職など、さまざまなキャリアパスがあります。
また、施工管理職は給与水準が高い職業でもあります。特に、資格を持っている場合や大規模なプロジェクトを担当した経験がある場合、収入は大きく向上します。資格としては、「1級建築施工管理技士」や「1級土木施工管理技士」などがあり、これらを取得することで専門知識を証明し、さらに高い評価を得ることができます。
施工管理職は、実力次第で高い報酬を得ることができる仕事であり、給与面での充実も大きな魅力の一つです。
5. 現場ごとに異なる挑戦がある
施工管理職は、毎回異なる現場で新しい挑戦をすることが求められます。建設現場は、規模、場所、用途、関わる技術が異なるため、それぞれに特有の問題や課題があります。このため、同じ仕事内容を繰り返すことが少なく、常に新しい挑戦を楽しむことができます。
例えば、高層ビルの建設現場と住宅のリフォーム現場では、求められる技術や管理方法、解決すべき課題が異なります。このような多様な現場を経験することで、幅広いスキルや知識を習得することができ、さらに成長することができます。
6. 自分の判断で仕事を進められる裁量
施工管理職は、自分の判断で現場の進行を決定する裁量権を持っています。もちろん、上司やクライアントとの連携は重要ですが、実際の現場では自分が主導して進行させる場面が多くあります。この自由度の高さは、施工管理職ならではの魅力の一つです。
自分の判断で問題を解決し、スケジュールや予算を守ることができたときに感じる充実感は非常に大きいです。自分の能力を最大限に発揮できる環境が整っているため、常に自分の成長を実感しやすい職種です。
7. チームワークとリーダーシップが養われる
施工管理職は、多くの職人やスタッフと共にプロジェクトを進めるため、リーダーシップやチームワークのスキルが必要不可欠です。施工管理職は、現場の進行状況を把握し、スタッフに指示を出しながら全体を動かしていきます。
そのため、チームメンバーとの信頼関係を築くことが非常に重要です。また、職人たちと協力し、問題解決を図る場面も多いため、施工管理職は自然と人間関係構築能力やリーダーシップ力を養うことができます。
8. 自分が関わった建物が社会に貢献する
施工管理職として働く魅力の一つは、自分が関わった建物や施設が社会に貢献していると実感できる点です。例えば、病院や学校、公共施設など
終わりに
施工管理職は、建設業界における中核的な役割を担う重要な職種であり、その魅力は多岐にわたります。まず、責任感と達成感という点では、プロジェクトの完成に向けてさまざまな課題を解決し、社会に貢献できるという強い使命感を感じることができます。また、施工管理職は、幅広い専門スキルとマネジメントスキルを身につけることができ、他業種でも活躍できる能力を養うことができます。
さらに、施工管理職は安定性のある職業であり、長期的にキャリアを築くことが可能です。特に、大規模なプロジェクトを担当した際の達成感や、社会的な評価・信頼を得ることができる点も魅力の一つです。給与や待遇面でも、経験とスキルに応じて高い報酬が得られるため、収入面での充実もあります。
また、施工管理職は、常に新しい挑戦が待ち受けており、現場ごとの特性や課題に応じて臨機応変に対応する力が養われます。自分の判断で仕事を進める裁量が与えられ、チームワークやリーダーシップを活かして現場をまとめ上げる経験を通じて、成長を実感することができます。
施工管理職は、建物やインフラが完成し、社会に貢献する瞬間を目の当たりにできる、非常にやりがいのある職業です。自分の関わったプロジェクトが長い間、地域社会や人々の役に立ち続けるという事実は、大きな誇りと満足感を感じさせてくれます。
